I'll Be Back The Beatles
アイル・ビー・バック ザ・ビートルズ 歌詞 和訳
アイル・ビー・バック ザ・ビートルズ 歌詞 和訳
「1964年に発表されたイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の終曲」、「レノン=マッカートニーの作品。実質的にはジョンの作品とされる。」、「歌詞の内容などを一見すると、恋人に当てた曲のようだが、実際は長らく行方不明だった父・アルフレッドと再会したことを綴っている。」(wikipedia より)
ジョンの両親は1941年に離婚しており(当時ジョンは生後18ヶ月)、ジョンは彼の母方の叔母にあたる「ミミ」に預けられる。ジョンが5歳になった時、父親(船乗り)が舞い戻りジョンを連れ出そうとするが、それを引き止めにやって来た母親との間で口論となる。そしてジョンはそのとき父と母のいずれを選択するかの判断を委ねられる。そしてジョンは父親を選ぶが、母親恋しさのあまり父親の家を飛び出す。そしてその日を境に父親は再びジョンの前から姿を消す。(参照サイト http://www.swingart.net/Term24.html)
この曲が父親のことを歌ったものであれば、この歌詞の背景にはこういう事情があったことになります。ジョンはわずか5歳で父と母のどちらを選ぶかの選択を迫られたことになり、非常に辛く悲しい思いをしたのだろうなと想像されます。ジョンの作品の「深み」はこの辺の経験に根ざしているのかもしれません。
『ソフィーの選択』という小説があります。ここでは主人公のポーランド人女性ソフィーがナチスの強制収容所で軍医から「2人の子供のうちどちらかを差し出せ」と選択を迫られるシーンがあります。主人公のソフィーは、おそらく非常に混乱した精神状態の中で無意識に、「(娘エヴァを差し出して)この子を連れて行って」と、叫んでしまいます。そしてその事実はその後のソフィーの人生に最後まで暗い影を落とし続けます。
Moreover, if one is to love God, or to love humanity as a whole, one cannot give one's preference to any individual person. ・・・・・・To an ordinary human being, love means nothing if it does not mean loving some people more than others.(George Orwell Reflections on Gandhi) (引用元 1)さらに、もし人が神か若しくは全人類を愛すべきであるとするならば、人はいかなる個人にも優先的な好意を寄せることができなくなる。・・・・もし愛が他者よりも特定の人々を愛することを意味しないのであれば、普通の人々にとって愛は何も意味しないことになる。(ジョージ・オーウェルによるガンジーへの言及) (引用元1を参照にして上での私訳)
ジョンやソフィーのように、理不尽な選択を迫られるということは、往々にしてあるのかもしれません。それはとても辛い耐え難い経験ですが、「普通の人々」には、そのような指示・命令にも従わざるを得ない場合があるのかもしれません。
もっともガンジーのような「絶対的な愛」を持つ人ならば、それがいかなる結果を引き起こそうとも、その選択自体を拒否できるのかもしれませんが。
【 日本語訳 】
いいかい もし今度
僕を傷つけたら もうお別れだからね
でもまた戻ってきてしまうかもね
だって以前に さよならを言った時も
戻ってきて しまったからね愛しているんだ
君が絶対に 必要なんだ
そうさ僕には君が
必要なんだよもっと他に良いことが あるだろう
僕の心を 傷つけるよりは
今度こそは君に 分からせてあげるよ
僕が本気だって ことをさ分かるだろうと 思ってた
僕が離れていけば 君にも
僕が必要だと いうことが
でも、当てが 外れたみたいだもっと他に良いことがあるだろう
また僕の心を 傷つけるよりは
今度こそは君に 分からせてあげるよ
僕が本気だって ことをさ先に進みたいけど 君とは離れたくない
そのことを君は 知っているんだね
今度傷つけたら もうお別れだ
でも僕はまた 戻ってきてしまうんだ
【 動画リンク 】
【 対訳 】
You know if you break my heart I'll go
いいかい 今度もし僕を傷つけたら、もうお別れだからね
But I'll be back again
でもまた戻ってきてしまうかもね
Cos I told you once before goodbye
だって以前にさよならを言った時も
But I came back again
僕は戻ってきてしまったからねI love you so
愛しているんだ
I'm the one who wants you
君を必要としているんだ
Yes, I'm the one
そうさ僕には
Who wants you, oh ho, oh ho, oh
君が絶対 必要なんだよYou could find better things to do
もっと他に良いことがあるだろう
Than to break my heart again
また僕の心を 傷つけるよりは
This time I will try to show that I'm
今度こそは君に見せてあげるよ
Not trying to pretend
僕が本気だってことをさI thought that you would realize
分かるだろうと思っていた
That if I ran away from you
僕が離れていけば
That you would want me too
君にも僕が必要だということを
But I got a big surprise
でも、当てが外れたみたいだ
Oh ho, oh ho, ohYou could find better things to do
もっと他に良いことがあるだろう
Than to break my heart again
また僕の心を 傷つけるよりは
This time I will try to show that I'm
今度こそは君に見せてあげるよ
Not trying to pretend
僕が本気だってことをさI wanna go but I hate to leave you,
先に進みたいけど、君とは離れたくない
You know I hate to leave you , oh ho, oh ho, oh
そのことを君は知っているんだね
You, if you break my heart I'll go
But I'll be back again
今度傷つけたら、もうお別れだ
でもまた戻ってきてしまうんだ
(引用元 1)
http://www.orwell.ru/library/reviews/gandhi/english/e_gandhi
この文章はジョージ・オーウェルがマハトマ・ガンジーについて語ったものです。
参考にさせていただいた日本語のサイト(http://flipf.blogspot.jp/2011/12/on.html)。